IT業界ではテレワークの環境整備を行う企業の数が年々増加しています。オフィスに常駐が必要となる限られた職種を除き、原則として雇用形態にかかわらずテレワークを行うようにする企業も少なくありません。
一般的に、テレワークは通勤をする必要が無いため、時間や体力の無駄を省けるのはもちろんのこと、自宅での作業が中心となるため育児や家事などにも対応しやすいといったメリットがあります。
また、企業によっては、個々の従業員に対してテレワークのために必要な物品を貸し出したり、月に数万円の支援金を支給したりしているところもあります。
新卒者からベテランまで人気があるIT企業の中には、システム開発やセキュリティ対策など技術者が本来の業務に集中できるよう、業務報告や事務作業などの手間が掛かる作業を全てネット上で行えるようにしているところも多くあります。こうした企業のテレワークの取り組みについては、様々な求人媒体で紹介される機会が増えています。
そこで、IT業界への就職を考えているときには、早いうちから気になる企業の事情を確認しておくことが大切です。
なお、またIT業界に飛び込んできて日が浅い人やスキルがまだ身についていない人はテレワークに慣れるまでに時間を要することがあります。
そうした問題を解決するには、業務未経験者や新卒者をターゲットとしてオンライン研修を導入しているところや、先輩の技術者によるフォローを受けられるところを就職先に決めることがポイントです。