デメリットもあるテレワーク

社員を自宅からのテレワークで働かせる企業が増えています。
パソコンを使った業務で、かつ、出社して行う作業がない場合にのみ可能な働き方ですが、環境さえ整えてしまえば事務所の光熱費などは抑えられ、メリットの大きい働き方と言えるでしょう。なにより社員にとっては通勤時間を省略出来るため、この流れを歓迎している人も多い様です。

しかし当然、デメリットも存在します。会社の事務所で働いている環境というのは、場合によっては相互監視状態とも言えます。つまり絶対にサボる事の出来ない状況で仕事をしている訳です。その環境から離れて自宅からテレワークする状況は、どうしても怠慢を生みます。
実際に自宅ではテレビを観ながら仕事をしている人もいるかもしれませんし、もしかしたらゲームをしながら働いている人もいるかもしれません。これらはもちろん、本人が問題ないと認識していようとも仕事に支障の出るやり方です。
会社としては禁止事項とするだけでなく、定時連絡やテレビ電話など、ある程度の頻度で直接社員と繋ぎ、気の緩む事のない環境を作る事が必要です。

本格的に社員に自己管理させた場合、業種による部分もありますが、出社の合図をしたらすぐサボる社員もいるでしょう。特にその日のノルマが決まっていて、能力的に時間を余らせている様な社員が監視されていないと、なるべく早く仕事を終わらせて後は遊んでいるといった事になりかねません。
自宅からのテレワークはこういった社員の怠慢を生まない様に、効率的規則的に運用されることが必要でしょう。